【沼津】薗田、先制弾も初参入V目前悪夢 尾崎主将無念「悔しかった」

2017年12月4日7時52分  スポーツ報知
  • 試合終了とともにうなだれる沼津の選手たち
  • 逆転優勝のかかった試合でドローに終わり、3位に終わった沼津

 ◆明治安田生命J3リーグ 最終節 沼津1―1栃木(3日・愛鷹広域公園多目的競技場)

 3チームが勝ち点1差で最終節にもつれ込んだV争いで2位のアスルクラロ沼津は首位の栃木と対戦。1―1のドローで、J参入1年目を3位で終えた。前半7分にFW薗田卓馬(24)のゴールで先制したものの、後半32分に追いつかれ、鳥取を下した3位の秋田が逆転Vを決めた。藤枝MYFCはYS横浜に1―1で引き分け。今季限りでチームを離れるMF平石直人(25)、DF福王忠世(33)も出場したが、7位で全日程を終了した。

 昇格を決めて喜ぶ栃木イレブンを横目に、沼津の選手が肩を落とした。スタンドに過去最多8649人が集結した大一番は、無念のドロー。DF尾崎瑛一郎主将(32)は「サッカー人生で初めて、目の前で昇格を見せられて悔しかった」と、うなだれた。

 優勝は、一度は手中にあった。前半7分、FW薗田が6戦ぶりゴールで先制。「自分が点を取って勝たせようという思っていた。一輝(MF太田)クンから精度が高いボールをくれた」右サイドからのクロスを頭で合わせて今季19点目。最終戦で逆転Vというシナリオは完成しつつあった。

 試合開始時は2位。後半32分まで首位だったが、同点に追いつかれ一転。他会場で秋田が鳥取にリードしていたため3位に転落した。終盤、猛攻を仕掛けたが、栃木の壁を突き破ることはできなかった。

 J参入1年目。シーズン中にクラブライセンスが満たず、優勝でもJ2昇格はできないことが分かった。それでも、選手は前を向いた。「そんな状況でも応援してくれるスポンサー、サポーターのためにも勝ちたかった」と尾崎主将が言うように逆境を力に変え、スタジアム改修など行政側に働きかけていくなかで、優勝という結果が欲しかった。

 Vの秋田と勝ち点は2差。J3で通用することは証明した。吉田謙監督(47)は「1年間、ひたむきに泥臭く、プレーした気持ちがピッチにあふれていた。この試合が昇格への第一歩になる」と選手をたたえた。県東部地区サッカーチームのシンボル的存在を目指すアスルクラロ。J2昇格への挑戦は、来季へと続く。(塩沢 武士)

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