【川崎】小林悠がMVP!夫人に「ありがとう」史上5人目、リーグV&得点王の3冠

2017年12月6日6時0分  スポーツ報知
  • 最優秀選手に選ばれ、サプライズで登場した長男・結翔くんを抱いて笑顔の川崎・小林(左は妻・直子さんと次男・真翔くん=カメラ・森田 俊弥)
  • Jリーグアウォーズ各賞

 Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ」が5日、横浜市内で行われた。自身初の得点王(23得点)に輝き、J1初制覇の原動力になった川崎のFW小林悠(30)が、自身初の最優秀選手に選ばれた。リーグ制覇と得点王との“3冠”は史上5人目で、2016年に最年長MVPに輝いたMF中村憲剛(37)に続き、2年連続で川崎から選出された。ベストイレブンにはGK中村航輔(柏)ら7人が初選出された。

 真っ先に伝えたかった。初のMVPに感極まった小林は、「一番に感謝したいのは、ケガが多かった僕と、悔しい思いをする度に一緒に泣いてくれた奥さんです。ありがとう」。管理栄養士の資格を持ち、食事療法などでフル出場を後押ししてくれた妻・直子さん(30)への言葉を並べた。

 開幕前の宮崎キャンプ2日目。鬼木達監督(43)から主将に指名された。「2年前から副主将をしていたし、自覚と責任はある」と背筋を伸ばしたが、自我を貫くことを求められるFWと、チームの和を重んじる主将との間で葛藤した。「嫌われ者になる」と厳しく率いようとする時もあれば、「きつくすると雰囲気が悪くなる」と、言葉をのみ込むこともあった。悩みがプレーにも影響し、5月14日の磐田戦から5戦連続無得点。指揮官や中村の助言を受け、「得点に専念する」と吹っ切れた7月1日の神戸戦が転機となった。

 その試合前のロッカールーム。両手首に油性マジックで小さく「結翔(ゆいと)」「真翔(まなと)」と息子2人の名前を書き、その上から白いテーピングを巻いた。得点後には左薬指からテーピングの順に口づけした後、子供2人にささげる2本指を立てるパフォーマンスを披露。ここから調子を上げ、18試合19得点。最終節の大宮戦ではプロ入り初のハットトリックを達成し、得点王、リーグ制覇、MVPの“3冠”をゲットした。

 壇上にはサプライズで直子さんと息子2人が登場。妻は「一番近くで頑張ってきているのを見てきた。本当におめでとう」と祝福し、長男・結翔くん(3つ)からは何度も「おめでとう」のキスをもらった。

 日本代表にも約8か月ぶりに選出。都内で練習した後、表彰式に臨んだ。ロシアW杯1次リーグ初戦・コロンビア戦の2日後の6月21日は、真翔くんの2歳の誕生日。ロシアの地で家族に贈るゴールを思い描いている。(田中 雄己)

 ◆小林 悠(こばやし・ゆう)1987年9月23日、東京都生まれ。30歳。町田JFCジュニアユースから神奈川・麻布大渕野辺高(現麻布大付高)を経て拓大に進み、2010年に川崎入り。14年10月に日本代表初選出。国際Aマッチ8試合無得点。177センチ、70キロ。右利き。

 ◇リーグV、得点王、MVPの3冠◇

  年 選手名     所属

 02 高原 直泰   磐田

 05 アラウージョ  G大阪

 08 マルキーニョス 鹿島

 12 佐藤 寿人   広島

 17 小林  悠   川崎

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