流通経大、5発で3年ぶりV

スポーツ報知
インカレを制覇し喜びを爆発させる流通経大イレブン

◆サッカー 全日本大学選手権大会 ▽決勝 流通経大5―1法大(24日・浦和駒場スタジアム)

 流通経大が法大を5―1で破り、14年以来3年ぶり2度目の優勝を飾った。先発に抜てきされた191センチDFアピアタウィア久(1年)が、東京五輪代表の森保一監督(49)らが見守る前で堂々としたプレーを披露。1―1の後半22分には同20分に投入されたMF新垣貴之(3年)が決勝点を挙げた。中野雄二監督(55)の采配がさえ渡った。

 十二分に期待に応えた。1年生ながら決勝の舞台でフル出場し、優勝に貢献したアピアタウィアは「4年生を最高の形で送り出せて良かったです」と安堵(あんど)した。

 父はガーナ人、母は日本人。今春に愛知・東邦高から入学。本職はセンターバックだが、今大会では準々決勝の福岡大戦で「人生で初めて」というサイドバック(SB)で出場。この日も右SBで先発し、「まだ2回目。ポジショニングとか全然分からない」と苦笑したが、長い足を生かした守備やスピードに乗ったオーバーラップを披露。視察に訪れた森保監督や西野朗技術委員長(62)の前で強烈な印象を残した。東京五輪世代の19歳は「(五輪代表に)入れたらいいなと思います」と言い切った。

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