【仙台】FW阿部拓馬を獲得 甲府、F東京でプレー 韓国・蔚山現代から移籍

スポーツ報知

 甲府、F東京などでプレーし、韓国Kリーグの蔚山現代を退団したFW阿部拓馬(30)が、J1ベガルタ仙台に完全移籍加入することが、27日までに明らかになった。

 阿部は今年7月にF東京から蔚山へ移籍。同チームは今季Kリーグで4位の強豪クラブで、阿部は12試合に出場し1得点を挙げた。重心の低いドリブル突破と良質なパスを持ち味にFW、インサイドハーフ、サイドMFなどを任され、果敢なチャンスメイクで確かな存在感を示した。

 仙台は今季、新システム3―4―3を採用し、ルヴァン杯で初の4強入りなど手応えも見せたが、リーグ戦は2年連続の12位に終わった。目標にしていた5位以内に向け、攻守の底上げと戦術の完成度を高めていくことが必要だった。

 阿部はJ1通算65試合出場7得点、J2通算93試合出場37得点と、経験も豊富で、複数のポジションをこなせる高い対応力を持つ。来季巻き返しを誓う仙台に“万能FW”という頼もしい戦力が加わった。

 ◆阿部 拓馬(あべ・たくま)1987年12月5日、東京・小平市生まれ。都立久留米西高、法大から2010年に東京V入り。13年にドイツ2部アーレン、14年に甲府、16年にF東京へ移籍し、今年7月に韓国・蔚山現代に完全移籍した。171センチ、73キロ

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