【高校サッカー】長崎総科大付、県勢13年ぶり8強!安藤が3戦連発で王者・青森山田沈めた

2018年1月4日7時0分  スポーツ報知
  • 前半25分、ドリブルでゴール前に持ち込んだ長崎総科大付・安藤(右)が3戦連発となるゴールを決める(カメラ・今西 淳)

 ◆第96回全国高校サッカー選手権大会 ▽3回戦 長崎総科大附1―0青森山田(3日・フクダ電子アリーナ)

 3回戦8試合が各地で行われ、8強が出そろった。長崎総科大付(長崎)は、C大阪内定の高校NO1ストライカー・FW安藤瑞季(3年)の3戦連続ゴールで青森山田(青森)の連覇を阻む1―0の勝利。5日に準々決勝4試合が行われる。

 「ゴリちゃん」の愛称にふさわしいゴールだった。前半25分、ボールを受けたFW安藤は反転で相手2人の間を抜け、左サイドからゴールと平行にドリブルを開始。さらに1人をかわし、最後は右足でゴール右に突き刺した。「ゴールを見えたら打つ。自分の良さが出た。自分の1点で僅差の試合で勝ててうれしい」。3戦連発の3点目で前大会優勝の青森山田を撃破し、8強入りを果たした。

 入部当時を振り返り、小嶺忠敏監督(72)は「ゴリラみたいだった」と明かす。隆々の肉体とゴリゴリ前進する突破力が由来。その体を得るきっかけは、中学2年で腰椎分離症を負った時だった。落ち込んでいた安藤に、3学年上で長崎総科大付サッカー部に所属していた兄・翼さんから自作の「トレーニングノート」を渡された。分離症からの回復や、強化につながるメニューが記されていた。

 「サッカーに関しては兄が一番分かってくれている。それからフィジカル(トレーニング)をやり始めた」。東福岡、鹿児島城西と誘いを受けながら、最も実績のない長崎総科大付を選んだのも兄がいたから。そして、体を鍛える小嶺監督の指導があった。「ゴリちゃん」スタイルは地域の有望選手が選抜されるトレセンには向かなかったが、今やC大阪入りが内定。全国で輝くことにつながった。

ペンギンに戻る 小嶺監督から「お前に東大(狭き門=狭いエリアの突破)は無理だ。味方を使いなさい」と言われても、貫いてきた。ピッチを離れれば、級友からは顔がすぐに真っ赤になること、皆から愛される優しい性格にちなんで「ペンギン」と呼ばれる安藤。準々決勝・流通経大柏戦は累積警告で出場停止となるが、「チームのためにサポートしていきたい」とペンギンの一面で勝利に貢献する。(内田 知宏)

 ▽小嶺監督、国見以来の8強 長崎総科大付は長崎県勢として04年度以来13年ぶりの8強。04年は国見が準決勝で鹿児島実に敗れ、3位となったが、当時のチームは小嶺忠敏監督が率いていた。

 ◆安藤 瑞希(あんどう・みずき)1999年7月19日、大分県津久見市生まれ、18歳。青江SSSでサッカーを始め、佐伯S―PLAY MINAMIを経て、長崎総科大付へ進学。相手を恐れない突破力と決定力を持ち味とするFW。U―17、18、19日本代表入り経験がある。来季、C大阪への加入が内定している。175センチ、75キロ。

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