【川崎】連覇へハイテク機器導入 選手にGPS着用でデータ測定&体調管理

スポーツ報知
精力的にボールを追う川崎・大久保(中)(右はエウシーニョ、左は車屋)

 昨季J1を初制覇した川崎が、連覇へ向けハイテク装置を本格導入したことが14日、分かった。12日から宮崎・綾町でキャンプを行っているが、ドイツのバイエルン、イングランドのチェルシーなど強豪と同じオーストラリアのカタパルト社製の計測機器を導入。キャンプでベースとなる数値を測定し、けがの防止や選手のコンディションを管理する。

 選手はスポーツブラジャーのようなGPSを内蔵したものを身につけデータを蓄積。走行距離、速度、加速や減速のデータや心拍数を計測し、負荷などを把握する。Jリーグで導入しているチームもあるが、川崎がシーズン当初から実施するのは初めて。篠田洋介フィジカルコーチは「どのくらい強度が高い中で練習時間を過ごしているか把握できる」と話した。キャンプ中にベースになるデータを測定することで、シーズン中の数値で練習の強度を選手によって変え、コンディション管理を徹底する。

 宿舎では毎朝、ストレスを感じると増加する唾液に含まれるアミラーゼの分泌量を簡易キットで検査している。今季はFW大久保がF東京から復帰。MF斎藤も横浜Mから加入し、MF中村は「自分たちを高めることで、もっと高められる。もっともっとというのはみんなが望んでいるところ」と意気込んだ。科学の力も借りてJ連覇、ACL、ルヴァン杯、天皇杯の4冠を目指す。(恩田 諭)

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