【仙台】渡辺監督、今季の所信表明「リーグ戦トップ5、カップ戦決勝」

スポーツ報知
選手たちに声を掛けながら練習を見つめる渡辺監督

 J1ベガルタ仙台は16日、沖縄・糸満市内での1次キャンプで、本格的な練習をスタートし、渡辺晋監督(44)が「今年の目標はリーグ戦トップ5、カップ戦でファイナリスト」と宣言した。

 午前の練習前ミーティングで、チーム全体で目標への意識を共有した。渡辺監督は「選手たちと本気で取りに行く気持ちを再確認した。カップ戦は一つずつ階段を上がっていきたい」と明かした。

 昨季は「リーグ戦5位以内、カップ戦4強以上」を目標に掲げ、新システムの3―4―3にも挑んだ。リーグ戦は2年連続の12位に終わるも、ルヴァン杯でクラブ史上初の4強進出を果たした。「昨年、ベガルタの形を明確にできた。今季はそれをブラッシュアップしていく」。リーグ戦5位以内は2位に入った2012年以来、遠ざかっている。指揮官は上位進出の鍵に挙げる〈1〉攻守の切り替え〈2〉球際の強さ〈3〉走力―をどこにも負けないものを作り上げていく。

 この日は午前と午後の計3時間。午後はボール回しの練習で、ボールを前進させたい攻撃側と前進を許さない守備側のそれぞれがどうポジションを取り、ボールを持つかの基礎固めに時間を費やした。渡辺監督は「厳しい練習で、苦しい気持ちになる時もあると思うが、笑顔を絶やさず晴れやかなキャンプにしたい」と締めくくった。沖縄の太陽を浴び、選手たちとともに栄光への下地を作り上げる。(小林 泰斗)

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