【磐田】新主将・桜内、ペース走先陣切る「コミュニケーションをとっていけたら」

スポーツ報知
ペース走で先頭を走り引っ張った新主将の桜内(右)

 J1ジュビロ磐田の今季チーム主将を、DF桜内渚(28)が務めることが決まった。選手会長も兼任する桜内は17日、磐田市内での練習で先陣を切って走り、ニューリーダーとしての自覚をみせた。

 強風と雨の中、突如コーチ陣が叫んだ。「モンスターが来たぞ!モンスターが」。3つの集団に分かれて行われた8キロのペース走。桜内は集団の先頭どころか抜け出して、前を行く集団をとらえはじめた。新チーム主将は“マイペース”で走る集団に自然とプレッシャーをかけ、無言の発破をかけていた。

 15日の初練習前にチーム主将に指名された。「ゲーム主将は関大時代にやったが、チーム主将は初めて。若手とベテランの間で、まとめるというより、コミュニケーションをとっていけたらいい」と抱負。新加入選手のDFギレルメ(29)らに積極的に話しかけ、慣れない土地で不安げな表情を浮かべていたブラジル人を笑顔にかえた。ゲーム主将は昨年に続きDF大井健太郎(33)が務め、新副将には上原力也(21)が就任。新体制で目標の5位以内を目指す。(山田 豊)

サッカー

×