【川崎】大久保から小林悠弾!2年ぶりホットラインで大量12点「やっていてすごく楽しい」

スポーツ報知
鵬翔高との今季初の対外試合で、先制のPKを決めた川崎・小林

◆練習試合 川崎12―0鵬翔高=30分×3本=(17日、綾町錦原総合運動公園・国際交流広場サッカー場)

 昨季Jを制した川崎が超強力メンバーで12発発進した。宮崎・綾キャンプ中の川崎は17日、今季初の対外試合を鵬翔高と30分3本で行った。ハリル・ジャパンの候補に挙がるFW小林悠(30)が今季のチーム第1号を含む2得点。2年ぶりに復帰したMF大久保嘉人(35)も1アシストするなど、役者がきっちりと仕事をこなし、大量12発。パワーアップした王者がJ連覇へ向け好スタートを切った。

 2年ぶりの大久保―小林ホットラインが“開通”した。2点先制した1本目の24分。4―5―1のトップ下に入った大久保が敵陣でボールカットすると、GKと1対1に。「打っても良かったけど、DFがゴールに入ったのが見えた。確実な方を選んだ」と横に走り込んだ小林にパス。背番号11がこの日2点目となった。

 昨季得点王&MVPの小林は1本目の3分には先制PKを決め、チームの今季対外試合1号をゲット。30分の出場で2得点し、「今までにないくらいレベルが高い。やっていてすごく楽しい」と手応えをつかんだ。この日は主力メンバーを3つに分けたチーム編成で臨み、2本目は若手中心、3本目はMF中村、阿部、家長らが出場。相手が高校生とはいえ、タレントぞろいの王者が多彩な攻撃で実力をみせつけた。

 昨季の初戦は佐賀東高に6―0。それだけに鬼木達監督(43)も「今年にかける思いみたいなのを感じさせてくれたゲームだった」と手応え。MF中村は「選手の組み合わせ次第で(力は)無限にもなる」。Jリーグ、ACL、ルヴァン杯、天皇杯の4冠を狙う今季の意気込みを初っぱなから見せた。(恩田 諭)

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