川淵三郎氏、カヌー薬物事件に「誰も責任を取ってない。幼稚園レベルですよ」

スポーツ報知
授賞式に出席した日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏

 日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏(81)が18日、都内で行われた「シーバスリーガル ゴールドシグネチャーアワード2018」の授賞式に出席し、エンターテインメント部門での表彰を受けた。

 スコッチウイスキーの「シーバスリーガル」が、ビジネスを通じて社会貢献活動に積極的に取り組んだビジネスリーダーを選出するもので、川淵氏は「JFAこころのプロジェクト」などの活動が評価された。これは、プロサッカー選手をはじめ、様々なスポーツに携わる人たちが“夢先生”として小学校へ出向き、夢を持つことの大切さなどを伝える授業をするプロジェクト。約11年間でのべ4000校、1万2000回の授業を行ったといい、「目標は年間3000回の授業をすること。クラスに30人ちょっとだと考えると、約10万人。その年代の一割が夢先生の授業を受けて欲しい」と意欲を語った。

 また、授賞式後のトークイベントでは組織委員会評議員を務める東京五輪やあらゆるスポーツ界へ話題がふくらんだ。禁止薬物の混入騒動で揺れる日本カヌー協会については「あれだけのことがあって、誰も責任を取ってない。幼稚園レベルですよ」と辛口のコメント。「腹が立つこと、怒りが僕のエネルギー。このパワーをいい方向に持って行くんです」と続け、日本のスポーツ界全体のさらなる発展を見据えた。

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