【沼津】18年シーズン始動!「昨年よりも強く、速く」

スポーツ報知
ウオーミングアップを行う沼津の選手たち

 給水以外の休憩はなく、ぶっ通しで体を動かした。ボール回しと時間走と交互に行う負荷のあるメニューも精力的にこなした。オフの間に各自がトレーニングを積んできたようだ。指揮官は「選手はいい表情で練習に取り組んだ」と、好感触で初日の練習を振り返った。

 挑戦者だった昨季は、最終節まで優勝争いを演じる快進撃を見せた。昨季チーム最多19得点でJ2徳島へ移籍のFW薗田卓馬(24)ら主力が抜け、13人が新加入。吉田監督は「いい守備からいい攻撃を、昨年よりも強く、速くしていく。強い覚悟を持たないと、積み上げることはできない」と話し、真価が問われる2年目に臨む。

 主将は未定だ。昨季主将のDF尾崎瑛一郎(33)は「個人的にも、チーム的にも厳しい年になる」。オフには鹿児島で1週間、J2大宮GK加藤順大(33)と2人で肉体改造などに取り組んだ。「(主将は)自分しかいないと思っている。意地とプライドを持って戦う」と、大黒柱が強い決意を示した。

 元日本代表のレジェンド2人も初日から合流。FW中山雅史(50)は「みんなとやれて良かった。また新しいチームとなったが、少しでも力になりたい」と今季も若手の手本となる。プロ26年目を迎えるMF伊東輝悦(43)は「気持ちよくできた。少しずつコンディションを上げていく」と、意欲を見せた。

 27、28日には清水ナショナルトレーニングセンターでキャンプを行う予定だ。「徐々に負荷を掛けた練習を行い、ベストコンディションで初戦を迎えたい」と吉田監督。3・11開幕に備えていく。(青島 正幸)

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