【清水】竹内、最激戦ボランチ競争を勝ち抜く

スポーツ報知
ゲーム形式の練習でボールを奪いに行く竹内(左)

 J1清水エスパルスのMF竹内涼(26)が19日、“杉山魂”の継承を誓った。今季、背番号が「20」から「6」へ変更。昨季限りで引退したMF杉山浩太氏(32)が付けていた番号を背負い、飛躍を期す。

 プロ10年目で1桁の番号は初めて。オフ期間中、杉山氏本人と話し合い、「最終的に自分から付けたい」と申し出たという。ポジションは同じボランチで、若手時代は主将を務める背中を見て学んできた。「姿勢、チームに対する立ち振る舞い、発言をずっと見てきた。自分にも6番を付けさせてもらう覚悟がある」と気持ちを奮い立たせた。

 この日の戦術練習では声を張りながらチームを鼓舞。「真ん中にいる自分がみんなを同じ方向に向かせられるようにしたい」。今季は兵働が復帰し、新人の西村も加入。河井、増田も健在でボランチは“最激戦区”と言っていい。昨季24試合に出場した竹内も厳しい競争を勝ち抜く必要がある。

 「攻守においてより結果につながるような働きをしたい。一番の目標は全試合に出ること」。大榎克己氏、杉山氏らが紡いできた「6番」の歴史に、新たな一ページを加える。(武藤 瑞基)

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