【甲府】堀米、元7番石原氏視察前でチーム1号&2号!

スポーツ報知
シュートを放つ堀米(右)

 J2ヴァンフォーレ甲府は20日、1次合宿中の静岡市内で、清水桜が丘高と今季初の練習試合(30分×4本)を行い、12―0で勝利した。背番号を「7」に変更したMF堀米勇輝(25)がチーム“第1号”弾を決め、続けて2点目もゲット。昨季まで7番を背負った“ミスター・ヴァンフォーレ”石原克哉氏(39)が視察に訪れる中、猛アピールした。

 1本目の10分。FWリンス(30)の浮き球パスに抜け出した堀米は、左足で流し込み先制。同28分にもこぼれ球を左足で押し込んだ。「リンスや小塚(和季)からいいボールが出てくるので、裏への動きを意識していた。(チーム第1号は)取れるに越したことはないけど、あまり関係ない」と冷静だった。

 昨季限りで引退し、クラブのアンバサダーに就任した石原氏も視察。堀米の姿に「結果が出たのはいいこと」と目を細めた。さらに「いつまでも僕の番号と言われるのも彼の本意ではないでしょうし、消し去るくらい大きな番号にしてほしい。それが今年であってほしい」とエールを送った。

 練習試合用のウェアが昨季までの仕様だったため、サイズの関係で堀米は昨年までの11番を着けて出場した。そのことを石原氏に突っ込まれ、「サイズが合わなくて…と言っておきました」とはにかんだ。「7番・堀米」の披露はお預けとなったが、「いいスタートが切れて良かった。今後も続けていきたい」。ミスター・ヴァンフォーレの後継者は、さらにギアを上げる。(三須 慶太)

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