【清水】岡山から復帰の石毛“第2章”定位置取りでユース会引っ張る

スポーツ報知
飯田と競り合う石毛(左)

 J1清水エスパルスのMF石毛秀樹(23)が31日、レギュラー再奪取を誓った。J2岡山への1年間の期限付き移籍を経て復帰した今季は、下部組織出身者で作るユース会を背中で引っ張っていく。

 キレのあるターンに、正確なフィード。鹿児島キャンプ2日目となったこの日の戦術練習で、左MFに入った石毛は随所にらしさを見せた。「今年は定位置を取る」。シーズンの自己最多出場は13年の32試合。5年ぶりレギュラーへ、猛アピールしている。

 杉山浩太氏が引退し、MF枝村とDF犬飼が移籍したことでユース卒では最年長となった。「ジュニアユースやユースで小さい頃からやってきた選手が活躍することが、そのクラブの価値だと思う。そういうものを背負ってプレーしないといけない」。下の世代へ、受け継ぎたい思いがある。

 1月27日の練習試合後には北川や高木和ら後輩を集めユース会を開催。焼き肉に舌鼓を打ちながら結束を高めた。これまで、杉山氏や枝村が中心となり、下部組織にAEDやゴールを寄贈してきた。そうした活動も引き継いでいく方針で「(杉山)浩太君に色々聞いてみます」と後輩のために一肌脱ぐつもりだ。

 武者修行先の岡山では貴重な経験を積んだ。「軽いプレーをする人はいない。走る、戦う気持ちを再確認させられた。本当に行って正解だった」。ユースに所属した12年にプロ契約を結んでから7年目。エスパルスでの“第2章”が始まる。(武藤 瑞基)

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