【甲府】FW太田、5点以上取る

スポーツ報知
シュートする太田

 青春時代に山梨で汗を流したルーキーたちが、ヴァンフォーレ甲府に新風を吹き込む。甲府の下部組織出身で、日体大を経て加入したFW太田修介(21)が活躍を誓った。

 太田は“ヴァンフォーレ愛”にあふれている。甲府入りの決断を「理由はない。帰らなければいけないところ」と言い切った。

 甲府U―15、18の出身。幼少期から「小瀬(中銀スタ)で見ていた。ヴァンフォーレが大好き」と熱く語る。U―18時代、同期からはMF若杉好輝(現・栃木ウーヴァFC所属)がトップ昇格したが、太田はかなわなかった。「惜しい、というレベルではなかった。悔しかった」と振り返る。

 夢破れ、日体大に進学した。甲府を飛び出したことで「やっぱりヴァンフォーレが好き」と改めて感じた。2016年には全日本大学選手権準優勝に貢献。背番号10を背負い、チームの柱として活躍した。

 「大好きな小瀬でプレーする」という小さな頃からの夢をかなえる権利を手にした。シャドー(下がりめのFW)など前線からDFライン裏への飛び出しを武器とする。甲府で下部組織出身選手が大学を経由し、トップチーム入りした例は太田が初めて。「その道を示せたのは大きい。でも活躍できなかったら意味がない。まずは試合に出る。それができたら最低でもシーズン5点は取りたい」。今度は自分が夢を与える存在になる。(三須 慶太)

 ◆太田 修介(おおた・しゅうすけ)1996年2月23日、山梨・甲府市生まれ。21歳。池田サッカースポーツ少年団で競技を始め、甲府U―15、U―18を経て、日体大に進学。176センチ、70キロ。右利き。独身。血液型A。好物は自分で作る「鶏ささみのクリームチーズとゆずこしょうあえ」。

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