【甲府】DF入間川、走りまくる「誰よりも走って何回も往復したい」

スポーツ報知
ボールを追う入間川

 青春時代に山梨で汗を流したルーキーたちが、ヴァンフォーレ甲府に新風を吹き込む。甲府U―18からトップチームに昇格したDF入間川景太(18)が活躍を誓った。

 甲府U―18から昇格した入間川は「練習着を洗ってもらえるなど、自分でしていたことをやっていただける」とプロの待遇を実感しつつ、「感謝しながらやらないといけない」と責任も口にした。

 “下部組織代表”を意識し、ルーキーイヤーに挑む。U―18では主将を務めた。「自分がちゃんとやっていなかったら、ユースの選手はこんなもんだと思われる」と自覚し、「最低限、ユースは『これだけやれるんだぞ』というのを示していきたい」と気合十分だ。

 まずは走力で勝負する。練習ではウィングバックやボランチ、ストッパーなどに入るが、「自分はうまい選手じゃない」という。「誰よりも走って、何回も往復し、下部組織でやってきたことをトップでも出したい」と自分が今できる最大限の事に取り組む。これまではリーダーとして、チームメートに“教える”側にも立っていたが、プロでは立場が一変。「上の人たちに向かっていけることが楽しい」と目を輝かせた。

 昨季は2種登録でルヴァン杯5戦に出場したが、今季始動直後に吉田達磨監督(43)から「一歩プロの世界に入ったら戦いなんだ」と言葉をかけられた。入間川も「戦える選手になりたい」と指揮官が求める姿を目指す。可能性に満ちたプロ生活は始まったばかりだ。(古川 浩司)

 ◆入間川 景太(いるまがわ・けいた)1999年5月20日、山梨・富士吉田市生まれ。18歳。小学校時代はヴォルケーノ富士吉田でプレーし、その後は甲府U―15、同U―18に所属。昨季は2種登録選手としてルヴァン杯5試合。年代別日本代表も経験している。179センチ、71キロ。右利き。血液型AB。独身。

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