【仙台】20歳ブラジル人大型FWラファエルソンを補強

スポーツ報知
シュート練習をするラファエルソン

 J1ベガルタ仙台は5日、ブラジル1部ECヴィトーリアのブラジル人FWラファエルソン(20)が、期限付き移籍で加入すると発表した。期間は7月31日までで、背番号は「18」。この日、2次キャンプ地の宮崎県・延岡市で、記者会見に臨んだ。183センチ93キロの若き大型ストライカーは、「自分の体格を生かしたプレーを見てほしい。両足のシュート、ヘディング、瞬発力が自分の武器だと思います」と自信をのぞかせた。この日、チームの練習は休みだったが、自主トレを行い約1時間シュート練習などで汗を流した。

 力強く振られた右足から放たれたボールは矢のようにネットに突き刺さった。シュート練習では、渡辺晋監督(44)がクロスを上げ、「シュートに向かう流れが良い。ヘディングもうまそう。日本人では太刀打ちできないパワーで、(試合の)厳しい状況を打開するようなプレーにも期待したい」と目を細めた。

 15年にヴィトーリアのトップチームに昇格し18年1月までプレーした。初の海外移籍は日本の仙台となり、「日本でプレーすることは想像していませんでした。オファーをいただいた時は嬉かったですし、期待に応えたいと思いました。(環境にも)早くなれていきたい」とコメント。

 仙台は今季、元日本代表・FW平山相太(32)が引退を発表。昨季リーグ戦8得点と活躍したブラジル人FWクリスラン(25)もレンタル期間満了で退団し、清水へ加入。ラファエルソンは1部・ヴィトーリアでの通算成績は5試合出場で無得点と能力はまだまだ未知数だが、持ち味のパワーを日本のサッカーで適応させ、チームの新たな得点源を目指す。(小林 泰斗)

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