【金沢】新加入MF加藤は頼れるスピードスター「数字にもこだわる」

スポーツ報知
練習試合で高速ドリブルを見せる金沢・加藤(右)

 J2ツエーゲン金沢に頼れるスピードスターがやってきた。MF加藤大樹(24)は今季、J2山口から完全移籍した。左サイドハーフのドリブラーは、新天地での活躍へ気合十分だ。

 「(特長である)スピード、縦への推進力を発揮して、チームの勝利に貢献したい。(個人の)数字にもこだわっていきたい」

 山口では、入団した2016年にリーグ戦23試合出場2得点。昨季は出場試合は29試合に増えたものの、無得点に終わった。島根・立正大淞南高3年時の選手権でハットトリックを含む7得点で4強進出に貢献。金沢ではキャリアハイを目指し、山口時代から引き続き、母校のエース番号「17」を背負う。

 「愛着があり、卒業生のJリーガーも17番を選ぶ人が多い。(J2甲府FW)金園(英学)さんや、(J3富山MF)稲葉修土も17番。みんな思い入れがあるんだなと思いますね」

 2年前に結婚した夫人と、愛犬のエルフ(チワワ、メス2歳)がパワーの源だ。

 「奥さんはサッカーに集中できる環境を作ってくれるので、感謝しています。エルフは本当に小さい時から育てたので、娘みたいなもの。かわいくて癒やされますね」

 色紙に書いた言葉は「馬力」。やや面長のイケメンは笑顔で理由を明かした。

 「高校の時から『似てる』と言われ、馬キャラなんです(笑い)。スピードがあるという意味もかかってますよ!」

 “百万石”の金沢の左サイドを“百万馬力”で駆け抜ける。(取材・構成、竹内竜也)

 ◆加藤 大樹(かとう・たいき)1993年3月14日、奈良・橿原市生まれ。24歳。立正大淞南高3年時に全国高校選手権4強。びわこ成蹊スポーツ大から、JFLのSP京都を経て、2016年にJ2山口に入団。J2通算リーグ戦52試合出場2得点。170センチ、70キロ。血液型O。家族は妻。趣味は愛犬と散歩すること。

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