【金沢】DFアラン“日本の故郷”で自慢の快足魅せる

スポーツ報知
キャンプでは黙々と別メニュー調整を続けた金沢・アラン

 J2ツエーゲン金沢DFアラン(28)は、今季J2讃岐から完全移籍したブラジル人センターバック(CB)。2005年に日本航空第二(現・日本航空石川)高に留学してからずっと日本でプレーしており、日本語が堪能だ。

 「日本語は高校1年でだいたいできた。6時間目まで日本語の勉強しかしなかったから。今よりうまかったんちゃうかな(笑い)。2年生からは日本人のみんなと一緒に数学とかの授業を受けていましたよ」

 卒業後は滋賀、香川のチームを渡り歩き、再び“日本の故郷”でもある石川に戻ってきた。

 「(金沢から)オファーをもらった時に『行きたい』と思えたのは、僕が日本に来たのが石川県の、日本航空高校のおかげだったから。(高校の)後輩たちに元気な姿を見せる機会が増える」

 右足を痛め、キャンプ中は別メニュー調整が続いた。回復次第、元々はFWを務めた持ち味のスピードで、作田裕次(30)、庄司朋乃也(20)らとのCB争いに参戦する。

 「シーズンは長いので、しっかり治す。金沢は自分たちでボールを取りにいくサッカー。自分の良さである足の速さ、守備範囲の広さ、体の強さを生かせる。まずはポジションを取って試合に出て、勝利へのパフォーマンスを見せたい」

 金沢で白星をつかんだ後には“お楽しみ”もある。

 「僕は肉が好きですけど、年を取ってきたからか、昨年あたりから魚の方が食べたい。最近は刺し身が好き。プリプリのイカはたまらんっすね! 金沢で試合に勝った後にでも、おいしい魚を食べに行きたいですね」(取材・構成、竹内竜也)=おわり

 ◆アラン(Allan Dos Santos Natividade)1989年2月20日、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。28歳。2005年から日本航空第二高で留学生としてプレー。08年にJFLのMIOびわこ滋賀に入団、13年にJFL(14年からJ2)の讃岐に移籍した。J2リーグ戦通算48試合出場無得点。178センチ、75キロ。背番号5。血液型O。独身。好きなタイプは女優の米倉涼子。

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