大杉漣さんの訃報、開幕直前Jサポにも衝撃 熱狂的な徳島サポとして知られる

スポーツ報知
大杉漣さん

 急性心不全のため21日未明に急死した俳優の大杉漣さんは、地元・徳島のJ2徳島ヴォルティスの熱狂的なサポーターとしても知られていた。スタジアムで何度も目撃されており、他クラブのサポーターも大杉さんに親近感を抱いていた。それだけに、開幕を前にしたJリーグのサポーター間にも衝撃が広がっている。

 大杉さんはVIP席などで観戦するのではなく、一般サポーターに混じってゴール裏で声援を送るなどしていた。サポーターからはツイッターに「まだ徳島は優勝していませんよ!」「開幕を楽しみにしていただろうに」「大杉さんのためにも、優勝して昇格」などと惜しむ声が相次いでいた。

 徳島が初めてのJ1昇格をかけた13年のJ1昇格プレーオフ決勝の日は、大杉さんが出演するテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」の撮影と重なっていた。撮影終了は夕方の予定だったが、共演者らは「大杉を国立に!」を合言葉に奮闘。撮影を終えた大杉は、試合中に会場の国立競技場に到着した。

 チームは勝利し初のJ1昇格を決めた。大杉さんは当時ブログに「長年の夢が現実になった瞬間J1昇格が決定したのです」「いまのこの気持ちを言葉に置き換えることを今夜はやめておきます。徳島ヴォルティスの皆さん本当におめでとうございます!!」と記していた。

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