【磐田】後方から“追い抜き”攻撃!パシュート級組織力で王者・川崎撃破だ

スポーツ報知
リラックスした表情で走る川又(右)と大井

 J1ジュビロ磐田が22日、川崎との開幕戦(25日・エコパ)を、平昌五輪で金メダルを獲得した女子団体追い抜き日本代表ばりの“パシュート力”で勝つことを誓った。昨季リーグ最多71得点を誇る川崎攻撃陣を“乱れぬ隊列”で抑える。

 この日、磐田市内で行った11対11の練習では守備を意識し、細かいポジショニングなどを確認。ゲーム主将のDF大井健太郎(33)は「川崎は強い。周りを見ながらDFラインへの意識を共有することが大切」と意気込む。DF桜内渚(28)も「個々でのボール奪取は難しい。チーム全体で競りにいく」とプランを明かす。

 後方から“追い抜き”、攻撃陣に厚みを加える。名波ジュビロの特長はボランチやDF陣が前線に顔を出し、ゴールを脅かすこと。ボランチの田口泰士(26)は「出て行けるときは前に出たい」。桜内も「右サイドから前をどんどん追い抜いてチャンスをつくれれば」と意気込んだ。

 女子団体追い抜きが無駄のない動きで空気抵抗を減らしたように、磐田も効率よくゴールを狙う。チーム副将MF上原力也(21)は「川崎からボールを持てなかったり、持たされる時間が長くなる。でも奪ってからプレーを早くする」と気合。王者を返り討ちにする。(山田 豊)

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