【金沢】佐藤、清原の得点王コンビが開幕戦ゴールに意欲

スポーツ報知
開幕戦ゴールに意欲を見せる佐藤(左端)

 J2ツエーゲン金沢は25日、開幕戦となるアウェー・愛媛戦(14時、ニンスタ)に臨む。24日は金沢市内で、約1時間の最終調整。昨季チーム最多16得点のFW佐藤洸一(31)と、2015年に当時のチーム最多となる13得点を挙げたMF清原翔平(30)が、ともに開幕戦ゴールを決めて、チームをJ2昇格4年目で初の白星発進に導くことに意欲を見せた。

 金沢の“新旧チーム得点王”が、開幕戦で「ゴールを狙う」と声をそろえた。昨季、長崎(当時J2)から加入して自己最多タイの16点を決めた佐藤は「やっと開幕という感じ。しっかり準備をしてきたので、自分を信じてやりたい。昨年のこの時期に比べて、チームとして間違いなく戦術の浸透など仕上がっていると思う。あとは個人として結果を出すだけ」と、金沢2年目に気合を入れた。

 24日に雨の中で行われたミニゲームでも、積極的にゴールに迫った。開幕戦はJ2岐阜時代の12年、J2長崎時代の13年と、2年連続得点。金沢移籍後初の開幕ゴールも「早く取りたいですね。(試合の)最初から取れたら、気持ちが楽になる。勝つためにゴールを第一に考えて狙っていきたい」と先制弾として決め、チームを勢いづけるつもりだ。

 3年ぶりの金沢復帰となった清原も「ワクワクしている」と、笑顔で開幕を心待ちにした。チームは15年のJ2昇格から3季連続で1点差の黒星発進だった。得点への期待が高まるだけに、金沢がJ3時代の14年に開幕ゴールを決めた背番号7は「チームが勝つために、自分のゴールのチャンスがあればしっかり狙っていきたい」と言葉に力を込めた。

 金沢は、昨季も敵地で愛媛と対戦した開幕戦に敗れた。2年目の指揮を執る柳下正明監督(58)は「今度は自分たちが勝ち点3を取る」とリベンジ宣言。昨年10月のホーム・愛媛戦(4〇1)で2得点の活躍を見せた佐藤は「移籍1年目の昨年よりは慣れていますから」と、シーズン序盤からの活躍に自信を見せた。(竹内 竜也)

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