【仙台】4年連続開幕戦勝利へ準備万端 野津田と石原は息ピタリ

スポーツ報知
雪が舞う中、練習で笑顔を見せる野津田(中央右)

 J1ベガルタ仙台はホームで柏と対戦(13時、ユアスタ)。に臨む。仙台は24日、仙台市の紫山サッカー場で最終調整。実戦練習では、MF野津田岳人(23)とFW石原直樹(33)が鮮やかなコンビネーションで仕上がりの良さを見せ、4年連続開幕戦勝利への準備は万端だ。

 流れるような連係プレーだ。試合前日の紅白戦。野津田がDFを引きつけながら横パスを出し、右サイドから抜けてきた石原が受け、鋭く右足を振り抜いてネットを揺らした。仙台で初の開幕戦を迎える野津田は「状態は悪くない。このチームで戦えることが楽しみ。サポーターの方々の声がパワーになる。ゴールや勝利でその声援に応えたい」と充実した表情を見せた。

 野津田は昨年8月に加入し、主にシャドー(下がり目のFW)として豊富な運動量と強烈な左足のシュートを武器に12試合に出場。3得点を挙げて、攻撃の核の一人として活躍した。今季は広島からの期限付き移籍期間を延長し「結果、ゴールにこだわり、終わってみた時に自分がいたから勝てたと思ってもらえるような活躍をしたい」と、チームの目標であるトップ5入りの立役者を目指す。

 長期キャンプ 昨季チームトップの10得点を挙げた石原との連係は、35日間の長期キャンプを通じて、さらに深みを増した。2年連続の開幕戦ゴールも狙う石原は「試合でどれだけできるかが大事」と気を引き締めながらも、「今までやってきたことをどれだけチームとして出していけるか、自分自身も楽しみな部分がある」と試合が待ち遠しそうだった。

 昨季リーグ4位の柏とは、直近の4試合では負けなし(3勝1引き分け)と相性は良い相手だ。野津田は「前線の3枚は強烈。それを支える中盤もすごい。相手の良さを消してつけ込んでいきたい」と気を引き締めた。4年連続の開幕戦勝利へ。野津田と石原が「あうんの呼吸」で柏の守りを打ち砕く。(小林 泰斗)

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