【F東京】久保、槙野ら代表陣の速いチェックに潰される場面も

スポーツ報知
後半から途中出場し、攻め込むF東京・久保

◆明治安田生命J1リーグ 第1節 F東京1―1浦和(24日・味スタ)

 明治安田生命Jリーグは開幕節4試合が行われ、F東京のFW久保建英(16)は後半27分から途中出場した。

 16歳が開幕戦から存在感を放った。後半46分、右サイドからドリブルで中に切れ込んだ久保は、MF東からのリターンパスを受けると、左足を振り抜いた。「(シュートまでは)イメージ通り」だったが、惜しくもシュートはGK西川の正面。得点こそならなかったが、十分J1で戦力になることを証明してみせた。

 1―1の後半27分から2トップの一角で途中出場。すでに昨年11月にJ1デビューしているが、16歳8か月20日でのJ1開幕戦出場は、04年に東京VのFW森本が15歳10か月6日で出場したのに次ぐ2番目の早さ。それでも「今日はあまり多くボールに関与できなかった」と振り返ったように、DF槙野ら日本代表がそろう相手の速いチェックに潰される場面もあった。

 U―21日本代表の森保一監督(49)が初視察。「16歳で落ち着いてプレーしていた。相手を見ながら相手の嫌なことができる選手だなと感じた」と高く評価。短い時間だったが、3月のパラグアイ遠征で初招集を検討している指揮官に十分なアピールとなった。「次はもっとボールに関与できればいい」。久保のプロ2年目が、力強くスタートした。(井上 信太郎)

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