【川崎】22歳の知念がリーグ戦初先発!3点目となるFK奪取など躍動

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第1節 川崎3―0磐田(25日、エコパスタジアム)

 川崎の若きストライカーがチームの開幕戦勝利に貢献した。2―0の前半44分だった。FW知念は右に流れてボールを受けると、DF大井をかわし縦に突進する動き。すかさず大井はファウルし、ペナルティーエリアのすぐ外でFKを獲得。右45度からのFKを得ると、MF中村のクロスから最後はDFエドゥアルドが頭で決めた。「セットプレーで点を取れたのは良かったですね」と知念もチームのゴールを喜んだ。

 20日の敵地でのACL、蔚山現代戦では途中出場で登里のクロスを頭で合わせて1点差に追いすがるゴールを決めた。「得点を期待してもらってるので、期待に応えられたことはうれしい」と話していた。だが、チームは3連敗。そんな中での先発抜てきとなった。リーグ戦初先発。最後は疲労から足がけいれんして途中交代。「(前線での)守備でパワーを使いすぎてゴール前で仕事があまりできなかった」と課題を口にした。それでも鬼木達監督(43)は「トレーニングからずっと調子が良かった。ACLでも結果を出した。相手とのかねあいもあり、彼の特徴がきくのではと起用した」と話し、プレーにも「相手が嫌がる存在だった」と評価した。

 知念本人も「自信につながった。思ってたよりもやれた」と手応えを感じる場面も。大久保、小林、中村、阿部、家長らそうそうたるタレントをそろえる川崎。だが、背番号20の若きストライカーも忘れてはいけないと思わせる活躍ぶりだった。

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