【川崎】憲剛のヘッド弾は5年4か月ぶり!「5、6年前くらいにさかのぼらないと…」

スポーツ報知
先制弾を決めた川崎・中村(左端)

◆明治安田生命J1リーグ第1節 川崎3―0磐田(25日、エコパスタジアム)

 久々の感覚だった。前半24分。中盤やや左サイドでMFエドゥアルドネットがボールを持った。それを見たMF中村はゴール前のスペースに飛び込む。そこにドンピシャのボールが来て、背番号14が頭で合わせた。豪快に磐田ゴールが揺れ、先制点が決まった。「まさか入ると思わなかった。ACLで外してたんで、今度は決めようって」。憲剛の珍しい頭でのゴールが決まった。

 本人も「そもそもヘディングシュート打たないからね。5、6年前くらいにさかのぼらないと…」と話す頭でのゴール。実は2012年10月20日のG大阪戦(2●3、等々力)以来約5年4か月ぶりとなるゴールだった。2月13日のACL初戦、上海上港戦(等々力)では前半にジャンピングヘッドのチャンスも相手GKにセーブされ、「決めていれば…という感じ。決めるべき時に決めないと、というのはサッカーの鉄則」と話していた。それだけにリベンジの頭でのゴール。チームにとって今季初めての先制点で、勢いに乗せる大きなものとなった。

 その後は2アシスト。この日の主役は磐田の俊輔ではなく、川崎の憲剛。「(昨季は)勝って成長するって実感したシーズン。今日も苦しい試合だったけど、しっかり勝ちきれた。強い決意を持って一丸となってやれた」。まず1勝。これを皮切りに川崎は連勝街道をひた走るつもりだ。

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