【川崎】憲剛弾&2アシスト 俊輔との「中村対決」制す

スポーツ報知
前半24分、先制ゴールを決め喜ぶ川崎・中村(右は谷口=カメラ・山田 豊)

◆明治安田生命J1リーグ第1節 川崎3―0磐田(25日・エコパスタジアム)

 公式戦3連敗だった昨季王者の川崎が敵地で磐田を3―0で下し、今季4戦目で初勝利を挙げた。プロ16年目のMF中村憲剛(37)が前半24分に頭で先制点。1得点2アシストの活躍で、磐田MF中村俊輔(39)との「中村対決」を制した。

 昨季J1最多71得点をマークした川崎の“矛”が、同最少30失点だった磐田の“盾”を貫いた。前半24分、MFエドゥアルドネットがゴール前にボールを供給。ジャンプ一番、頭で合わせたのはMF中村だ。「フリーだったので『パス来い!』って思ってたら本当に来て、当たったら入ってた」

 リーグ戦のヘディング弾は12年10月20日のG大阪戦(等々力)以来約5年4か月ぶり。プロ16年目の37歳は今季初の先制点を奪うと、ハーフライン付近のカメラの前で、今季のゴールパフォーマンスであるピン芸人・バイク川崎バイクのネタを披露。昨季も開幕の大宮戦(NACK)でゴールを決め、人気芸人・サンシャイン池崎のネタを披露したが、相手の地元ローカル局カメラの前だったためカットされていた。「昨年の反省を生かしました。1発目に出たのは本当に良かった」。前半43、45分にはクロスで2、3点目をアシスト。昨季3失点以上は1度だけだった磐田を崩し、全3得点に絡んだ。

 軽度の負傷により20日のACL蔚山現代戦(アウェー)は帯同しなかったが、調整してJ1開幕戦で結果を出した。「やっぱり勝って成長していくチーム。これでまた前に進める」。磐田MF中村俊輔との「中村対決」にも完勝した。昨季王者が今季公式戦4戦目でつかんだ1勝は、とてつもなく大きい。(恩田 諭)

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