【町田】東京五輪世代のMF平戸の2アシストなどで大宮を撃破…今季早くも4アシスト

スポーツ報知

◆明治安田生命J2リーグ第2節 町田3―2大宮(4日・町田市立陸上競技場)

 この日の主役は東京五輪世代の背番号8だった。前半8分。MF平戸が左CKをニアに送ると、そこに飛び込んだDF深津が頭で合わせ、先制した。「(今季は)セットプレーの練習の量もすごく多い。意思疎通も点に結びついている」。ホーム開幕戦で貴重な先制点を呼び込んだ。

 2―0で迎えた後半17分にはFW鈴木がGKと1対1になる絶妙スルーパス。これは点に結びつかず。逆にそこから大宮に2―2に追いつかれる厳しい展開になった。だが、後半34分にFKでFW中島の決勝点をアシスト。スタンドで視察したU―21日本代表の和田一郎コーチにアピールした。「自分は東京五輪に出たいと思っている。そこに出るためにJ2の町田にきた。もっと勝利に導けるような働きができれば。もっと流れの中から得点に関わっていきたい」。今季2戦でチームの全得点は5だが、4アシストが20歳の司令塔だ。

 鹿島ユース出身で2016年にトップ昇格。鹿島でルーキーイヤーに指導を受けたのはこの日の対戦相手の指揮を執る石井正忠監督だった。「自分の成長した姿を見せつけて、勝利に導ければいいと思っていた」。言葉通りの試合を決める働き。東京五輪へ町田の司令塔は今後もアピールを続ける。

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