【讃岐】仙台から新加入の佐々木匠、移籍初勝利に貢献も「もっとやれる」

スポーツ報知
金沢・マラニョン(左)と競り合う讃岐・佐々木匠

◆明治安田生命Jリーグ J2第2節 讃岐1―0金沢(4日・石川県西部緑地公園陸上競技場)

 J2カマタマーレ讃岐は、アウェーで金沢に完封勝ちで今季初白星。昨季は初勝利が第6節だっただけに、北野誠監督(50)は「今年は早く1勝できて、次につながる」と、ホッとした表情だった。

 金沢に押し込まれる場面もあったが「想定内。ラインを低くして、スペースを消して、はね返すことができた」と指揮官。前半38分にMF重松健太郎(26)の右足弾で先制した1点を守り抜いた。

 攻撃では今季J1仙台から育成型期限付き移籍で新加入のMF佐々木匠(19)が、持ち前のテクニックあふれるドリブルや、精度の高いキックでリズムを作った。移籍初勝利に貢献し、「良かった」と笑顔も、「もっとやれる。監督から『効果的な動きができた』と言ってもらいましたが、早くゴールやアシストを決めたい」と、満足はしていない。

 昨季は仙台で、ルヴァン杯予選で3得点を挙げるなど、クラブ史上初の4強進出に貢献した。しかしリーグ戦ではなかなか存在感を発揮できず、昨年9月にJ2徳島へ育成型期限付き移籍。今季は仙台に戻らず、讃岐に活躍の場を求めた。「ここ(讃岐)でダメならサッカー人生が終わる、くらいの覚悟でやります」と、東京五輪世代のアタッカーは決意をみなぎらせた。

サッカー

×