【浦和】18歳FW荻原が2発デビュー「点を決められてほっとした」

スポーツ報知

◆YBCルヴァン杯グループステージ第1節 ▽C組 名古屋1―4浦和(7日・パロマ瑞穂スタジアム)

 開幕節8試合が各地で行われ、浦和はFW荻原拓也(18)とFW興梠慎三(31)が前半だけでそれぞれ2得点を挙げ、J1復帰の名古屋に4―1で大勝。公式戦初勝利をもたらした。

 浦和ユースから昇格したFW荻原が圧巻のプロデビューを飾った。前半15分に利き足の左足で左からのパスをダイレクトでシュートし、プロ初得点。同31分にも左足で決め、フル出場して公式戦初勝利に貢献した。「まずはいい入りをしたかった。点を決められてほっとした」。ギラギラさせた目を細め笑顔を見せた。

 上しか見ていない。サポーターに書くサインは中学時代に考案した。「(サインを)周りに見せることで自分を追い込んでいました」。有言実行のプロ入り。沖縄キャンプ中は同部屋のFW武藤に「僕、試合出たいんです」と訴えた。武藤はチーム関係者に「僕、同じポジションなんですけどね」と話し、荻原の向上心に感心していたという。

 ユース時代は主に左サイドDFを主戦場にしていた。堀孝史監督(50)が左の前線へコンバート。キャンプの練習試合で4得点し、チーム得点王。リーグ戦でも第2節でベンチ入りした。東京五輪も目標にするレフティーモンスターがまた階段を一段上った。

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