【清水】JFAアカデミー福島出身MF金子、3・11前日に“有言実行”古巣へエール弾

2018年3月11日7時30分  スポーツ報知
  • 後半3分、ゴールを決め松原(左)と抱き合って喜ぶ清水・金子(右は札幌・進藤)

 ◆明治安田生命J1リーグ第3節 札幌1―3清水(10日・札幌ドーム)

 清水エスパルスは札幌に3―1で快勝し、1年ぶりに連勝。暫定3位に浮上した。JFAアカデミー福島出身のMF金子翔太(22)が自身J1初の2戦連発を含む1ゴール1アシストで古巣に明るい話題を届けた。

 見えない“力”が金子の勢いを加速させた。同点の後半3分、DF松原の左クロスに走り込む。華麗に左足ワンタッチで合わせ、雄たけびを上げた。前半26分にはアーリークロスでクリスランのゴールをアシスト。試合前日(9日)、「活躍して11日の新聞やテレビニュースに出たい」と語っていた男は、「現実になって良かった」と胸を張った。

 中学からJFAアカデミー福島入り。「それまでほとんど砂のグラウンドでしかやったことがなかった。本当に奇麗な芝でプレーでやらせてもらえた」。Jヴィレッジでの日々は自身の原点だ。

 試合前、震災を特集する報道を目にした。自身は中学の卒業式を終えた後、寮で被災。苦い記憶は今も胸にある。「テレビ中継もあるから福島の人にも見てもらえる。足がつるまで走ろう」と固く決意した。

 対札幌の公式戦に勝利するのは6試合ぶり。連勝は昨年3月以来で、J1で開幕から3戦負けなしは8年ぶりだ。「これを続けないと意味がない」と金子。次は14日にルヴァン杯で甲府と対戦。好調のチームの中で、さらに存在感を増していく。(武藤 瑞基)

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