【磐田】松浦、鬼門突破弾!札幌ドーム90分ゲーム初勝利で公式戦連勝

スポーツ報知
後半13分、ゴールを決める磐田・松浦

◆YBCルヴァン杯グループステージ第1節 ▽B組 札幌0―1磐田(14日・札幌ドーム)

 ジュビロ磐田が“鬼門”札幌ドームで90分間ゲームでは初勝利を挙げ、10日のリーグ戦第3節に続く連勝を飾った。札幌とスコアレスで迎えた後半13分、MF松浦拓弥(29)の今季初ゴールで1―0。08年以降、2分け3敗と白星がなかった札幌ドームで勝ち点3を手に入れた。

 背番号11がジンクスを打ち破った。後半13分、1トップの松浦は右サイド深くに切り込んだMF松本のクロスを左足で冷静にトラップ。相手GKの動きを見てから豪快に右足を振り抜き先制した。「(松本)昌也がいいところにボールを折り返してくれた。わりと落ち着いて決められた」と今季初得点を振り返った。7日のルヴァン杯第1節・清水戦は0―1。GS突破へ負けられない一戦で初勝利に導いた。

 札幌ドームは02年9月に延長(1〇0)で勝って以来5戦未勝利と鬼門だった。松浦は「(会場は)ボールが跳ねるイメージがある。でも先制点をとったら雰囲気が変わるはず」。磐田トップ級のサッカーIQを持つ男は役割を十分に理解。名波浩監督(45)には「前半は前線の選手の動き出しが鈍かった。(後半すぐに)代えられたくなかったら、しっかりプレーしろ」とハーフタイムに発破をかけられており、結果で応えた。

 後半17分にはFW小川航とMF山本を同時投入。小川航は昨年5月のU―20W杯・ウルグアイ戦、山本は昨年4月の札幌戦以来の復帰となった。指揮官も「ケガをしていた選手が全員ピッチに立てたのは良かった。我々は良い状態にある」とうなずく。松浦は「リーグ戦(10日)でF東京に勝ってから勢いも上がってきた。流れを止めずにいきたい」。中3日でリーグ戦の首位・広島戦(18日・Eスタ)。磐田が北の大地で完全開花した。

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