【甲府】リーグ戦初勝利へ軽めの調整「一夜漬けやってもしょうがない」

スポーツ報知
15日の練習でボールを使って指導する吉田監督

 J2ヴァンフォーレ甲府が新調整法でリーグ戦初勝利を目指す。チームは16日、アウェー・福岡戦(17日)に向けた山梨県内での練習は実施せず、敵地に入った。

 当初は山梨で練習する予定だったが、スケジュールなどを総合的に判断して当地で軽めの調整となった。吉田達磨監督(43)は「ゆとりがあれば必要もないでしょうけど。(移動などで)バタバタするし、一夜漬けみたいなことをやってもしょうがない」と説明した。敵地に移動後にグラウンドを使って前日練習したケースはあるが、今回のような調整は異例だ。

 ルヴァン杯も開幕し、過密日程が続く。11日のリーグ・町田戦(0△0)から中2日でルヴァン杯・清水戦(1〇0)、再び中2日で福岡戦を迎える。さらに21日にホーム・徳島戦、25日にはアウェー・岡山戦(ともにリーグ戦)。2週間で5試合に臨むとあって、体調維持を優先させたようだ。ただ指揮官は「色々なことに慣れないといけないし、動じないことをチームに求めている」とも語った。

 リーグ戦は2分け1敗と未勝利。ルヴァン杯は2連勝でB組首位と好調なだけに、その勢いに乗って白星をつかみたいところ。リーグ戦2試合ぶりに先発が濃厚なMF堀米勇輝(25)は「刺激になる。一体感を持って戦いたい」と覚悟を示した。(三須 慶太)

サッカー

×