【なでしこL】マイナビ仙台、開幕戦引き分け 

スポーツ報知
ボールを運ぶ武田(中央)

◆女子サッカーなでしこリーグ 第1節 マイナビ仙台0―0千葉(21日・ユアテックスタジアム仙台)

 マイナビベガルタ仙台レディース(仙台L)が、ホームで迎えた開幕戦でジェフ千葉レディース(千葉L)に0―0で引き分けた。2012年のチーム発足以降続く開幕戦不敗(5勝2引き分け)を守った。

 試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、後半45分にベンチに下がった、なでしこジャパンのDF市瀬菜々(20)は複雑な表情で雨降るピッチを見つめた。「0点で抑えられたけど、良いスタートを切るという意味で満足できる結果ではない」と悔しさをにじませた。

 市瀬は本職のセンターバックではなく、ボランチで出場し、持ち味のボール奪取力を発揮し、攻守を支えたが、「安全の安全をとってしまった。少し下がりすぎた。攻撃にもう少し関わらなければいけない」と少し肩を落とした。

 高卒ルーキーコンビもデビューした。後半12分にFW武田菜々子(18)=明成高=、同29分にFW沖野くれあ(18)=常盤木学園=が途中出場。フィジカル自慢の2人は力強いドリブルで相手DFを脅かした。沖野は「緊張せずに臨めた。得点をとってチームを勝たせたかった」と語り、武田も「一生懸命やりました。次は自分のスピードを生かして得点を決めたい」と初陣を楽しんだ。

 昨季リーグ戦4位、皇后杯8強に終わった仙台Lは、初優勝を目標に置く。現有戦力と新戦力の融合で、チームの成長曲線を描いていく。(小林 泰斗)

サッカー

×