G大阪、仙台、松本でプレーしたMF武井が現役引退 セカンドキャリアは選手エージェントに

スポーツ報知
得点を決めた遠藤(右)を祝福する武井

 G大阪、仙台、松本でプレーしたMF武井択也(32)が、現役を引退した。3日、日本サッカー協会の発表する移籍リストから抹消され、備考欄に引退の事実が記された。

 08年に流経大からG大阪に加入した武井は、MF遠藤、明神、二川、橋本と日本代表クラスをそろえ“黄金の中盤”と呼ばれたG大阪で、ボランチを中心に複数ポジションをこなすマルチロールとしてプレー。当時の西野朗監督からは豊富な運動量を買われ、11年にはレギュラーを奪って33試合に出場した。

 14年には仙台へ移籍。16年にはJ2松本に移籍したが、昨季限りで契約満了となった。今後は選手が移籍する際などのサポートを行う選手エージェント(仲介人)として、主に活動していく予定だ。

 すでにセカンドキャリアをスタートさせている武井氏は、スポーツ報知の取材に「G大阪、仙台、松本の3クラブでお世話になり、10年間というプロキャリアを過ごすことができました」とコメント。キャリアを振り返り「いい思いも苦しい思いも経験した、というのが率直な感想です。今後は選手をサポートする側に回って経験を伝えていくと共に、地元・栃木など、お世話になった場所で何か恩返しできることがないかを考えていきます。応援していただいた方々には、本当に感謝しています。もし町などで見かけることがあれば、気軽に声をかけていただけるとうれしいです」と語った。

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