【仙台】石原直樹、古巣・浦和と2年越し初対決「楽しみ」

スポーツ報知
ポゼッションのトレーニングを行う(左から)石原、菅井、蜂須賀

 J1ベガルタ仙台は7日、アウェーで浦和と対戦する。昨季、浦和から期限付き移籍し、契約上で試合に出られなかったFW石原直樹(33)が勝ち点3取りへのキーマンとなる。試合会場の埼玉スタジアムでの戦績は過去4分け6敗の未勝利。15、16年の2季プレーしたエースストライカーが、古巣との初対戦でチームを引っ張り、鬼門で勝利に導く。

 エースが苦手意識を克服する。石原は6日に仙台市・泉サッカー場で行われた最終調整で、2トップの右に入り、汗を流した。昨季は期限付き移籍だったため、契約の都合で浦和戦に出られなかったが、仙台に完全移籍した今季、ようやく古巣との対戦が実現する。「楽しみです。(自分たちが)やってきたことをやって、相手にいかにやらせないか」と勝利へのイメージを膨らませた。

 敵地・埼スタでの浦和戦は過去10戦未勝利(4分け6敗)で、昨季はクラブワーストの7失点を喫し、大敗した。現在、浦和はリーグ戦未勝利と低迷するが、DF槙野智章(30)、DF宇賀神友弥(30)、DF遠藤航(25)ら日本代表を擁するタレント集団は健在だ。かつての仲間を熟知する背番号11は「きょうの練習はイージーミスが多かった。強い相手の時にミスを見せたら流れを奪われる。(浦和は)仕留める力がある」と引き締めた。

 仙台は3勝2分けの2位と好調をキープしているが、渡辺晋監督(44)は「相手は日本一のビッグクラブ。組織で対抗していかなければいけない。チャレンジしていく部分は変わらない」と全身全霊でぶつかるつもりだ。

 石原は今季5試合で2得点と結果を残している。「隙を見せずにやりたい」。冷静沈着なエースのゴールで埼スタに勝利を刻みこむ。(小林 泰斗)

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