【甲府】吉田監督、「勝ち点3にこだわる」
スポーツ報知
J2で17位に沈んでいるヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督(43)が「勝ち点3にこだわる」との姿勢を改めて打ち出した。14日のホーム・松本戦で敗れたチームは15日、中央市内で調整を行った。
1年でのJ1復帰を目指す中、現在2勝3分け4敗と黒星が先行している状況に、松本戦後、一部のサポーターが居残り、佐久間悟・代表取締役GM(54)と吉田監督が説明する事態に発展した。同GMによると、リーグ戦3連勝を“約束”し、成績次第では指揮官の進退問題が浮上する騒動となった。
一夜明け、吉田監督は去就について明言は避けたが、「色々な方に『気持ちがない。辞めろ』と言われるのは分かる」とし、「悲しい…」と言葉を絞り出した。
18日にルヴァン杯・清水戦(アイスタ)、21日にはリーグ・愛媛戦(ニンスタ)を控えている。指揮官は「勝利から得られるものがある。相手を倒し、勝ち点3にとことんこだわる。(選手には)なりふり構わず、遠慮せずに行ってほしい」と覚悟を示した。
イレブンも腹はくくっている。主将のDF山本英臣(37)は「ほとんどの責任は僕たちにある。選手も失敗を恐れずに、チャレンジする必要がある」と決意を口にした。
(三須 慶太)