【広島】湘南に快勝で8戦負けなし“首位一人旅”J最大、2位・仙台との勝ち点差7

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第8節 湘南0―2広島(15日・BMWスタジアム平塚)

 首位の広島はアウェーで12位の湘南と戦い2―0で勝利。今季の公式戦無敗をキープするとともに、リーグ戦では7勝1分けで勝ち点を22に伸ばした。2位・仙台との差は7となり、8戦終了時点で、18チームとなった05年以降最大のリードとなった。

 城福サンフレッチェの勢いは止まらない。1―0で迎えた後半35分だ。敵陣深くでMF青山がボールをカットすると、ワンフェイント入れて、右からクロス。ファーサイドのブラジル人FWパトリックが頭で流し込み、ダメ押しとなるこの日2点目。「感覚であの辺だろうって思った」と青山。ベンチ前の城福浩監督(57)も勝利を確信したかのように両手で力強くガッツポーズした。

 強さの秘訣(ひけつ)は“競争力”だ。「紅白戦はサブ組が勝つことが多くて、自分たちが少し気を抜くとやられるということを教えられる。競争が我々のエネルギー」と指揮官。チーム内で切磋琢磨(せっさたくま)。リーグ戦だけでなく、ルヴァン杯もここまで2勝1分けと無敗だ。2パターンのチームで今季を戦っているが「みんなが自分たちの試合で黒星をつけたくないと思っている」(城福監督)と無敗キープがモチベーションになっている。

 J史上最大の独走態勢に入っている。8戦を終えて、2位との勝ち点差を7としたのはJ1が18チーム制となった05年以降で最大。「チーム全体で、みんなが地に足をつけている」(パトリック)と浮かれた様子もない。昨季は終盤にJ1残留争いしたチームが早くも独走態勢。この強さは本物だ。

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