【磐田】川又、チーム敵地初得点で連勝だ 名波監督が先発起用明言

スポーツ報知
7対7の実戦練習で仕掛ける川又(左)

 J1ジュビロ磐田はあす21日、仙台と対戦(ユアスタ、午後2時)する。チームは19日、磐田市内で約1時間調整。前節・鳥栖戦(15日、1〇0)を発熱で欠場したFW川又堅碁(28)が完全合流。チームの敵地初得点を決め、連勝に導く。

 重い空気が漂っていた。練習前のグラウンドでのミーティング。名波浩監督(45)は「新入団選手がいます。ポジションと名前を言ってくれ」と6日ぶりにピッチへ姿を現した川又を紹介。チームは前夜のルヴァン杯第4節札幌戦(ヤマハ)を2―3で逆転負け。指揮官は「J2時代の試合。全員が反省しないといけない」と厳しい評価を下した。だが、川又の登場でチーム内に活気が戻った。

 芝を踏みしめる感触が心地いい。7対7にフリーマンを加えた実戦練習では利き足と逆の右足弾。「体調? 余裕でしょ。つらいバカンスやったけど、5日も休んだから挽回せな」と、意気込む。「(鳥栖戦の早朝に)体温が39度を超えていた。(試合へ備え)どれだけ水分を飲んで、メシを食べたことか。喉が落ちるかと思ったわ」と苦しい体験も豪快に笑い飛ばす。

 チームは今季、敵地では3戦無得点で1分2敗。そんな悪い空気を振り払うように川又は「勝って連勝! やるから!」と目を輝かせて宣言。指揮官も「川又はスタメンでいく」と、先発起用を明かした。復活の時は来た。背番号20が魂を両足に込める。

(山田 豊)

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