【清水】MF金子、自己最多5ゴール目で6戦ぶりの白星に導く

スポーツ報知
引き締まった表情でアップする金子

 清水エスパルスは21日、F東京と対戦(午後1時・アイスタ)する。20日は三保で調整。MF金子翔太(22)が自己最多のシーズン5ゴール目で、チームを6戦ぶりの白星に導くことを誓った。一方、2位・仙台戦(午後2時・ユアスタ)へ向け、宮城入りした11位・ジュビロ磐田は、MF中村俊輔(39)が磐田加入後未勝利の仙台戦必勝へ入念に最終調整を行った。

 金子の目が光った。昨季までプロ4年間で1シーズンでの自己最多はJ1もJ2も4得点。「それは早く超えたいです。どんな形でも取りたい」とキャリアハイ更新を今節の“ノルマ”に掲げた。

 チームは5戦勝ちなし。この間対戦した横浜M以外の4チームが3バックを敷いていた。今回のF東京は清水と同じ4―4―2とみられる。「自分がボールにたくさん触った時はチャンスになっている。受けて、前に出ていくシーンをどんどん増やしたい」とサイド攻撃の活性化を誓った。

 前節の浦和戦のゴールは左MF石毛の浮き球を187センチのFWクリスランが頭で落とし、それを拾って押し込んだもの。「石毛は切り返して上げてくれる」。今季はハイボールを長身選手に当て、そこに小柄でスピーディーな左右MFが詰める形を攻撃パターンの一つとして確立。石毛も「自分と金子のプレスは、はまる」と語っており、運動量が多い2人が攻守のキーマンとなるのは間違いない。

 利き足は右だが、今季は4点中、3点が左。16年のJ2最終節で昇格を決めたゴールも、昨季のJ1通算2万号も左足だった。「チャンスは利き足じゃない方に来るんですかね」といたずらっぽい笑みを浮かべた小兵が、アイスタに歓喜をもたらす。(武藤 瑞基)

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