【F東京】5戦ぶり完封勝利に決勝ゴールの永井「決められてホッとした」

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第9節 F東京 1―0 清水(21日・IAIスタジアム日本平)

 F東京が、FW永井謙佑(29)の決勝点を守りきり、3月18日の湘南戦以来5戦ぶりの完封勝利を挙げた。

 永井が「風が予想をはるかに超える強さで前に押し込むことができなかった」と振り返ったように、風下に立った前半は相手の勢いに押された。同18分にはゴール前至近距離で清水MF金子に決定的なシュートを浴びたが、GK林が左手1本で何とかセーブ。シュート数は相手の7本に対し、1本のみと完全に押し込まれたが、0―0で折り返すことに成功した。

 風上に立った後半は主導権を握ると、14分に好機を生かした。MF大森のパスに抜け出した永井が、飛び出してきたGKよりも一足先に左足で流し込んだ。「コロコロ気味のシュートだったので、入れ、入れ、と思っていた。その前に(決定的な)ヘッドを外して責任を感じていたので、決められてホッとした」と安堵(あんど)した。

 終盤はクリスランと鄭大世の重量級FWを中心に猛攻を仕掛けられたが、左足首痛から3戦ぶりに復帰した日本代表DF森重を中心に体を張った守備で対応。最後まで集中を切らさず、完封勝利をつかんだ。

 長谷川健太監督(52)は「前半の悪い時間帯をゼロで抑えたことが、勝利につながった。大きな勝ち点3を取れた」とタフな試合を制した選手たちをたたえた。復帰戦を完封勝利で飾った森重は「今日の試合はすごく大事だった。次は(25日に)首位の広島との対戦なので、上位をたたいていきたい」とキッパリ。次はホームで無敗の首位を倒す。

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