【C大阪】大阪ダービーで痛い黒星…かつての指揮官から白星挙げられず

スポーツ報知
前半8分、G大阪・三浦(左)にボールを奪われ悔しそうな表情のC大阪・山口(中央)

◆明治安田生命J1リーグ第9節 G大阪1―0C大阪(21日・パナソニックスタジアム吹田)

 C大阪は今年も「大阪ダービー」に敗れた。日本代表MF山口蛍やFW杉本ら、ACLの広州恒大戦に同行しなかった主力組をスタメンで起用。前節から中6日と休養は十分、さらにリーグ戦は4連勝中と波に乗っていたが、ガンバの壁は今年も厚かった。

 スタジアムがダービー特有の異様な熱気に包まれる中、後半だけで12本、トータルでも相手を大きく上回る18本のシュートを放った。それでも最後までゴールに嫌われFW柿谷は「点が取れなかったことが全て。もう少しできたんじゃないかと思う」と悔しがった。後半のチャンスを生かせなかった杉本も「決められなかったし、悔しいですね…」と肩を落とした。

 昨季のルヴァン杯・準決勝では勝利したものの、リーグ戦での「大阪ダービー」は2012年以来、白星がない。山口蛍は「覆したい思いはあった」と唇をかんだが、かつてC大阪を指揮した敵将のレヴィー・クルピ監督(65)から勝利を挙げることはできなかった。尹晶煥監督(45)も「アウェーの難しさがあった。ガンバは成績は出ていなかったけど、精神的に我々を上回っていた」と振り返った。

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