【清水】テセ、決定機逃し「心折れそう」

スポーツ報知
左足でシュートする鄭大世(右)

◆明治安田生命J1リーグ第9節 清水0―1F東京(21日・IAIスタジアム日本平)

 清水エスパルスはF東京に0―1で敗れ3連敗。無得点は今季5度目で、ホームでは昨年8月から12戦勝ちなしとなった。

 試合後、スタンドにあいさつに向かったイレブンに容赦ないブーイングが浴びせられた。「J2に戻りたいのか!」。サポーターから厳しい声が飛び交った。

 シュート数は13―7。ヤン・ヨンソン監督(57)は「内容は満足いく部分がある。最後まで決定機を作った」と評したが、これで6戦勝ちなし。この間の合計得点はわずか2だ。途中出場でチーム最多3本のシュートを放ったFW鄭大世は「心が折れそう」と声を落とした。

 失点は後半14分。縦パスを通され、FW永井に決められた。守備は大崩れしていないが、3試合連続の1点差負け。勝負弱さが際立つ。主将のMF竹内は「方向性がバラバラにならないよう、みんなで乗り越える」と必死に前を向いた。次は中3日で25日にアウェー名古屋戦。連戦のため選手の入れ替えが予想される。テセは「サブの選手が盛り上げていく番」と話した。“内容がいい”で済ませていれば、再びJ2への扉が開くことになる。(武藤 瑞基)

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