【F東京】久保建英がCMデビュー 日本サッカー史上最年少 キリンビバレッジ社と契約

スポーツ報知
昨年、U―20日本代表に選出された久保建英

 F東京のFW久保建英(16)が、日本サッカー界史上最年少でCMデビューすることが23日、分かった。日本協会関係者によると、キリンビバレッジ社と広告契約を結んだことが判明。今後全国で発売が予定される日本代表公式飲料のCMキャラクターに抜てきされた。5月下旬から放送予定で、Jリーグ最年少となる15歳5か月1日でデビューした神童が、今度はお茶の間を沸かせることになる。

 日本サッカーの将来を担う16歳が、早くもお茶の間デビューを果たす。複数の関係者によると、久保はキリンビバレッジ社がロシアW杯に向けて新たに販売する日本代表公式飲料のCMに出演することが決定。5月下旬から全国で放送する予定で、一両日中にも発表される見通しだ。

 日本代表メンバーでも、現在単独で全国放送のCMに出ているのはMF本田圭佑(パチューカ)やDF長友佑都(ガラタサライ)ら数えるほど。代表歴のない選手が起用されることはめったにない。10代では1996年にMF中田英寿が日清ラ王、99年にMF小野伸二がアクエリアスのCMに、ともに19歳で出たが、16歳での出演はサッカー界では前例がない。

 久保は2016年11月5日のJ3長野戦(駒沢)で、Jリーグ最年少となる15歳5か月1日でデビュー。昨年11月に16歳でF東京とプロ契約を結ぶと、今季は3月14日のルヴァン杯・新潟戦(味スタ)で、同杯史上最年少となる16歳9か月10日でトップチーム初得点をマーク。試合後には「いやぁ、今までの人生の中で一番うれしいです」とはにかみながら喜んだ。その爽やかな印象が企業イメージにマッチすると判断され、今回の出演に至ったもようだ。

 同社はF東京のクラブスポンサーにもなっているが、新たに練習着の胸スポンサーになることも判明。炭酸飲料「キリンレモン」のロゴが入る見込みで、今月中にもお披露目される予定だ。順調に成長を続ける16歳の注目度は、グラウンド内外でますます高まっていく。

 ◆主な10代スポーツ選手のCM出演

 ▽サッカー 中田英寿(19)→日清食品「日清ラ王」(96年)。小野伸二(19)→日本コカ・コーラ「アクエリアス」(99年)

 ▽フィギュアスケート 浅田真央(15)→王子製紙「ネピア」(06年)。

 ▽卓球 福原愛(6)→ハドソン社のゲームソフト「さめがめ」(95年)。張本智和(14)→教育サービス大手「学研教室」(18年)。

 ▽ゴルフ 石川遼(16)→ヨネックス(08年)

 ▽スキージャンプ 高梨沙羅(16)→森永製菓「ウイダーinゼリー」(13年)。

 ▽プロ野球 松坂大輔(19)→キリンビバレッジ、全日本空輸、日立製作所など5社(00年)。田中将大(19)→大塚製薬「オロナミンC」(07年)。藤浪晋太郎(19)→上新電機(14年)※敬称略。年齢は全て当時

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