【仙台】野津田、シャドー復帰 25日C大阪戦“本職”で今季初ゴール狙う

スポーツ報知
シュート練習する野津田

 ベガルタ仙台は24日、仙台市・泉サッカー場で、きょう25日のアウェー・C大阪戦(19時、キンチョウスタジアム)へ向け、セットプレーの確認、ゲーム形式の練習で最終調整を行った。ここ5試合ボランチやインサイドハーフで先発していたMF野津田岳人(23)は、3―4―3のシャドー(下がりめのFW)での出場が濃厚となった。慣れ親しんだ“本職”の攻撃的な位置から、今季初ゴールを狙う。

 強烈な一撃を野津田が強敵・C大阪に“再び”たたき込む。この日の実戦練習ではシャドーの位置でプレーした背番号16が、FW石原直樹(33)の右サイドからの折り返しのパスにダイビングヘッドで合わせて、ネットを揺らした。「(シャドーでのプレーは)より攻撃に意識を向けられる。ゴールに向かってプレーできる」と、今季初ゴールへ準備万端整った。

 C大阪は昨季、ルヴァン杯と天皇杯を制覇し、2冠を達成。難敵だが、仙台は昨季のアウェー戦(9月23日)で4―1の勝利を収めている。その試合、シャドーでプレーした野津田は、攻撃を先導し、得点も挙げる快勝のキーマンだった。

 今季のリーグ戦第4節まではシャドーのレギュラーとしてプレーしてきたが、不動のボランチ・MF奥埜博亮(28)の負傷離脱などもあり、21日の磐田戦(0●3)まではボランチやインサイドハーフで先発する試合が続いていた。チーム屈指の運動量とパスの展開力も高く、適性は高かったが、前節からDF板倉滉(21)が復帰。ボランチに入ることで、再び野津田は本職の位置でプレーすることになる。

 試合を組み立てる位置に入ったことで、連係への理解はより深まった。「(C大阪は)個々の能力は高いが、しっかりと良い立ち位置をとれば、守備の隙はあると思う」と野津田。広げた視野とプレーを、次はより攻撃的に表現する。(小林 泰斗)

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