【甲府】進退問題浮上の吉田監督、指揮継続

スポーツ報知
練習前に選手、スタッフに話をする甲府の佐久間悟・代表取締役GM(中央)

 進退問題が浮上していたJ2ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督が、28日のホーム・千葉戦(中銀スタ)も指揮を執ることになった。25日に山梨・昭和町で行われた練習に、クラブの佐久間悟・代表取締役GMが訪れ、選手やスタッフに説明。同GMは「(吉田監督)本人も頑張る意思があるし、指揮を執ってもらうことになったから、という話です」と明かした。

 14日のホーム・松本戦では0―1で敗戦。第9節終了時点で勝ち点9の17位に沈む状況に、試合後に一部のサポーターが居残り、佐久間GMと吉田監督が説明する事態に発展した。同GMによると、リーグ戦3連勝を“約束”。成績次第では指揮官の進退問題が浮上する騒動となった。そんな中で迎えた21日のアウェー・愛媛戦ではスコアレスドロー。試合後、クラブの藤原弘・代表取締役社長は「いったん持ち帰って話し合いたい」としていたが、指揮継続の運びとなった。

 千葉戦の後はホーム・山口戦(5月3日・中銀スタ)、アウェー・熊本戦(同6日・えがおスタ)と続いていく。佐久間GMは今後について「何かを決めて何かをするとか、これができなかったらダメということはない」。吉田監督の進退に関し、ひとまず具体的な条件は課さない見通しだ。その上で「全体の動きを見ながら、総合的に勘案して判断する」と語った。

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