【川崎】小林悠、復帰戦で即ゴール 大島僚太は1アシスト

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第10節 鳥栖0―2川崎(25日・ベストアメニティスタジアム)

 川崎はけがからの復帰戦となった日本代表FW小林悠(30)が1得点、同MF大島僚太(25)が1アシストとともに途中出場で結果を残した。

 やはりエースが決めた。1―0の後半22分だ。川崎MF阿部が左の深い位置からクロスを上げると、ファーサイドでフリーになったFW小林が頭でズドン。「あの場面はあそこに来ると思っていた」。ファーに逃げる絶妙な動きで勝負あった。

 3月2日の湘南戦(等々力)以来の今季2点目。日本代表の手倉森誠コーチ(50)が視察する一戦で、6月のロシアW杯メンバー入りへ大きなアピールとなった。ハリルホジッチ監督から西野監督へ交代したが、「どの監督になってもフロンターレで結果を残さないと呼ばれない」。試合直前には昨季の川崎でのゴール集を見て、イメージを膨らませた。

 4月上旬には胃腸炎で発熱。「その週におじいちゃんがなくなったんです。お世話になったんで、決められてよかった」と話した。試合後に親から「おじいちゃんもきっと喜んでいるよ」と連絡も入った。11日のC大阪戦(等々力)で左ふくらはぎを痛め、その後リーグ戦は2試合欠場。この日は後半開始からの出場だったが、復帰即ゴールとなった。

 左脇腹痛から復帰したMF大島も後半11分にMF阿部のゴールをアシスト。「1点もやらないって空気で、声をかけあった。ゼロにこだわって守備ができた」と2―0の勝利を喜んだ。これで昨年6月25日のG大阪戦(吹田S)からクラブ新のアウェー14戦連続負けなしとした。その原動力はこの日から復帰した日本代表2人の活躍だった。(恩田 諭)

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