【浦和】興梠2発で4試合ぶり白星!オリヴェイラ監督に初勝利贈る

スポーツ報知

◆明治安田生命J1リーグ第12節 川崎0―2浦和(2日・等々力競技場)

 浦和はFW興梠慎三(31)の2得点で川崎を2―0で破り、オズワルド・オリヴェイラ監督(67)就任後初勝利を挙げた。鹿島はDF内田篤人(30)の今季2アシスト目からFW鈴木優磨(22)のゴールが生まれるなど長崎を2―1で下し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた。

 オリヴェイラ体制の初得点は、やはりこの男だった。浦和のエースFW興梠は前半15分、MF宇賀神の左クロスが相手DFに当たり、バウンドが変わっても動じなかった。冷静に地面に落ちた瞬間を左足でたたき、右隅に決めた。チームとしても個人としても4試合ぶりの得点で先制した。

 「オリヴェイラ監督のファーストゴールは自分が取りたいと思っていました」。鹿島入団3年目の07年、オリヴェイラ監督が主力に導いてくれた恩は忘れない。後半5分、初先発のFWナバウトの右クロスを左足から滑り込んで追加点。今季6点目で試合を決めた。

 新指揮官は就任して2連敗した後の初勝利がまな弟子によってもたらされ、目尻を下げた。「愛着を感じる選手。非常に若い時、7番手FWとして出会った。彼の能力にかけて良かった。彼が重要な選手になったことはうれしいですし、勝利につながるゴールを決めてくれたことは喜ばしい」。一方で試合前、1分け2敗だった過去3試合で警告を受けなかったことを指摘し、「イエローカードが1枚もないとはどういうことだ! 厳しくいけ」とハッパをかけた。王者相手にも球際で勝ち、浦和の良さが出るとエースの2得点と4試合ぶりの白星が待っていた。(羽田 智之)

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