【金沢】柳下監督不在で2点差追い付く奮闘も…終了間際V弾許し13位に後退
スポーツ報知
◆明治安田生命Jリーグ J2第12節 新潟3―2金沢(3日・石川県西部緑地公園陸上競技場)
ツエーゲン金沢は、ホームで新潟に競り負け、今季2度目の連勝はならなかった。順位は9位から13位に後退した。
柳下正明監督(58)にとっては古巣との対戦だったが、前節4月28日のアウェー・岐阜戦(1〇0)で審判への猛抗議で退席処分となり、この日はベンチに入れず。関浩二ヘッドコーチ(45)が監督代行として指揮を執った。
前半は新潟に押され、12分にFWターレス(22)、29分にはFW河田篤秀(25)に決められ2点をリードされた。
それでも後半29分、MF藤村慶太(24)の精度の高い左CKから新潟のオウンゴールを誘い、1点を返すと、37分には途中出場のFW佐藤洸一(31)が同点ヘッドを決め、試合を振り出しに戻した。
勝ち越しを狙って攻め続けるも、逆に終了間際の44分、新潟のルーキーMF渡辺新太(22)に決勝の右足弾を許した。
関監督代行は「前半はボールを持っても、自信を持ってボールを動かせていなかった。後半になって、サイド攻撃から追い付くことができたが…。惜しい試合を落としてしまった」と、険しい表情で振り返った。
前半43分から出場し、左サイドから攻撃に勢いをもたらしたDF沼田圭悟(27)は「監督がいないからこそ、もっと積極的にいかないといけなかった」と、反撃及ばず反省を口にした。