【仙台】関口、首位広島戦で6年ぶりにユアスタに「立てるのはうれしい」

スポーツ報知
ドリブルでボールを運ぶ関口

 J1ベガルタ仙台は12日、ホームで首位・広島との一戦(16時、ユアスタ)に臨む。MF関口訓充(32)は左のウィングバック(WB)で先発が濃厚だ。

 6年ぶりにユアスタのピッチに立つ。チームは11日、仙台市・紫山サッカー場で最終調整に臨んだが、ピッチには関口の、明るく大きな声が、練習をさらに活気づけた。「相手を押し込むために高い位置を取る。強気で行く」。今季リーグ戦13試合で5失点と堅守の広島に挑む。

 仙台は、6日のアウェー・湘南戦(3〇1)の勝利まで5試合、勝利から離れていたが、この試合に左WBで今季初先発した関口は、ブランクを感じさせないプレーと声で、チームを鼓舞、勝利に貢献した。渡辺晋監督(44)は「勝てない時も、セキ(関口)が声を出して雰囲気を良くしてくれた。あいつの声が聞こえなくなるくらい周りも声を出して、さらに良い雰囲気になっていってほしい」と目を細めた。

 関口は今季、C大阪退団後、移籍先が決まらない日々が続いたが、4月10日に6季ぶりに仙台に電撃復帰。明るいキャラクターでチームに溶け込み、戦術も素早く吸収。リーグ戦2試合連続の先発となりそうだ。「6年ぶりにユアスタに立てるのはうれしい」。広島は第13節まで11勝1引き分け1敗と絶好調だが、関口は臆することなく左サイドを駆け上がる。チームに勇気を与えるプレーが勝利の鍵だ。(小林 泰斗)

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